ビジネスのオンライン化ヒント共有バズメディア

オンライン事例

メタバースを活用したオンラインイベントの事例

2021年7月末にFacebook(現:Meta)のザッカーバーグCEOがメタバースへの参入を宣言し、Metaに続く形で世界中のさまざまな企業がメタバース開発に重点を置くようになりました。

メタバースがIT業界のトレンドワードとして語られる中で、メタバース内でのオンラインイベントの数も増えてきました。

そこで今回はメタバースで開催されたオンラインイベントの事例を紹介していきます。

オンラインでのイベントが増えた昨今の世の中で、今後メタバース内でのイベントは数を増やしていくと考えられています。

本記事ではメタバース内で開催されたメタバースを活用したオンラインイベントの事例やメリット、課題などを解説していきます。

メタバースを活用したオンラインイベントの現状と事例

最近開催されているメタバースを活用したオンラインイベントは、ToCの一般消費者向けを中心に数多く開催されています。

メタバースでのオンラインイベントは、一般消費者向けのイベントだけでなく、企業向けのイベントなども開催され始めています。

オンラインイベント事例1:バーチャルマーケット

オンラインイベント事例1:バーチャルマーケット6

メタバースが利用されたオンラインイベントの1つ目は、バーチャルマージケットです。

バーチャルマーケットは2018年以来毎年開催されているバーチャル空間でのイベントです。

参加するユーザーは、メタバース上にある様々なブースで、VRやメタバース内で利用できる3Dアバターなどのアイテムや、現実の洋服などのアイテムを売買することができます。

2021年には第6回目となるバーチャルマーケット6が開催されました。様々な企業が出店をし、メタバースをうまく活用して自社商品やサービスのマーケティングに活用しました。

オンラインイベント事例2:バーチャルTCG 東京ガールズコレクション

バーチャルTCGはファッションイベント、東京ガールズコレクションのバーチャル版です。

2022年の3月にメタバースで開催されました。スマホからでも参加できる専用のアプリを通し、ゲーム感覚でバーチャル世界へ入れます。

ユーザーは基本的に自分の都合のいいタイミングで会場に出入りが可能で、イベント期間中は日時を限定して生配信イベントも行われました。

ファッションイベントとメタバースの相性は高く、VR体験を前提としたものであれば実際に服を手に取ったり、アバターで試着などもできるので、リアルのイベントよりも多くの来場者や認知に広がる可能性があります。

メタバースでのイベントはこういったVRもしくはスマホで参加できるメタバース空間上に参加企業などのブースを設け、指定の時間になったらYouTubeやZOOMでオンラインの配信を行う、という形が増えています。

オンラインイベント事例3:バーチャル渋谷 au 5G シブハル祭 2022

バーチャル渋谷 au 5G シブハル祭 2022は、バーチャル渋谷で行われたメタバースイベントです。

バーチャル渋谷とは「渋谷区」公認の配信プラットフォームです。バーチャルイベントプラットフォーム「cluster」アプリから、スマートフォン・PC・VRゴーグルで利用が可能です。

そんなバーチャル渋谷で、劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」超渋谷コナンフェスをau「旅立つ君との超応援祭」の後夜祭として、バーチャル渋谷で江戸川コナンと安室透が主役のイベントが開催されたり、

日本代表戦をメタバースで観戦するという日本代表をみんなで応援するイベント「AFCアジア予選-Road to Qatar日本代表戦みんなで熱狂メタバース観戦 presented by au 5G」などのイベントが期間中に開催されました。

オンラインイベント事例4:東京ゲームショウ

コンピュータエンターテインメント協会が主催するゲームの祭典、東京ゲームショウは、新型コロナの影響を受け、2020年以降幕張メッセでのリアル会場と、オンライン会場でので開催がされています。

「第31回東京ゲームショウ2021オンライン」では、メタバース構築プラットフォームによるVR会場が初めて用意されました。

VRゴーグルを用いれば、VR会場でのブースを楽しめ、東京ゲームショウの歴史を振り返ったり、各ゲームのIPの世界観が最大限活かされるような工夫や仕組みがあり話題を呼びました。

PCでも参加でき、リアル会場へ参加できない多くのユーザーがオンラインでイベントに参加しました。

東夷ベントではリアル会場をメディア関係者向けに、そしてVR会場を一般向けにはっきりと分け、作り込まれたイベントとなりました。

オンラインイベント事例5:メタバース就職フェス『METANAVI』(メタナビ)

メタバースが利用されたオンラインイベント の5つ目は、メタバース就職フェス『METANAVI』(メタナビ)です。

『METANAVI』とはメタバース関連企業やこれからメタバースの事業を立ち上げようとする企業と、メタバースでのキャリアに関心がある学生や社会人がメタバース空間で出会うイベントです。

プラットフォームはVRChatにて開催されましたが、YouTube配信&Zoom接続での参加も可能でした。

VR機器やゲーミングPCをお持ちでない方でも、生配信にコメントなどで参加できます。

近い将来、メタバース上の企業や組織で働くことも珍しいことではなくなる時代を先取りするイベントが、『METANAVI』(メタナビ)です。

メタバースを活用したオンラインイベントまとめ

以上、メタバースを活用したオンラインイベントの事例を5つ紹介しました。

現状、」メタバースで開催するオンラインイベントでは、

・遠方からでも参加できる
・参加ユーザーに上限がない
・リアルに近い臨場感のある体験ができる
・参加者同士のコミュニケーションのハードルが低い

などのメリットがあり、今後もメタバースでのオンラインイベントは数を増やしていくと考えられます。

一方で、アバターや3D画像を駆使するメタバースでは、動画や音声通話・テレビ電話に比べ、データ量が圧倒的に大きいという理由から、参加人数が増えるとサーバーなどに負荷がかかったり、

メタバースでのオンラインイベントの参加者の通信環境やデバイスそのものが高速通信可能でないと、動作が不安定になったり、うまくイベントに参加できないという課題もあります。

また、メタバースがまだまだ一般に普及しておらず、VRゴーグルを使ったイベントを開催する場合は、参加者がVRゴーグルを所持している必要もあるので、大規模なメタバースイベントの実現は先の話になりそうです。

まだまだ課題はありますが、それ以上に大きな可能性をひめたメタバースでのオンラインイベントは今後も要チェックです。

まずは自分自身でメタバースが利用されているオンラインイベントに参加してみてください。

それではまた。

コメント

この記事へのコメントはありません。

RELATED

PAGE TOP