昨今世界中で急速に進むオンライン化
デジタル化とオンライン化の二つの違いについて解説していきます
デジタル化とオンライン化の二つの違いを語る上で、DXという言葉も理解する必要があります。
経済産業省が公表するDXに関連したガイドラインやレポートなどによれば、DXとは、以下のように定義されています。
DXとは
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
デジタル化とは
デジタル化とは、従来のアナログのデータやシステムをデジタルデータに変換し、コンピューターが処理できる形に変え、作業を効率化させることです。
紙の契約書を電子契約書に移行するといった行為などを”デジタル化”と呼びます。
また、IT技術でヒト・モノ・コトに関する情報をデジタル上でつなげることもデジタル化と表現します。
オンライン化とは
オンライン化とは、これまでインターネットにつながっていなかった業務環境をインターネットに接続することで、オンライン上で管理や操作の可能な環境を構築することです。
業務をPCで行うことがあっても、ローカルネットで完結させていた環境から、インターネット環境へと移行し、どこからでもアクセスして仕事や作業の続きができる環境を整備していく施策がオンライン化です。
わかりやすいオンライン化の例としては、対面でおこなっていた大学の従業や会社の会議をZoomなどのビデオ通話アプリケーションへと移行したり、インターネット上のクラウドサービスを通じて資料の共有やフィードバックを行う施策のことです。
デジタル化とオンライン化の違い
デジタル化とは、従来のアナログのデータやシステムをデジタルデータに変換し、コンピューターが処理できる形に変え、作業を効率化させることです。
契約書を紙の契約書ではなく電子契約書で行ったり、決済をQRコードで電子決済したりなど、これはデジタル化であると同時にオンライン化でもあります。
ゆえに、デジタル化とオンライン化は同義的に使われることがあります。
ただ、「デジタル化」という言葉だけに重きを置くと、手書き入力をエクセルなどの電子機器でで行うといった行為も「デジタル化」に該当します。
同義で捕らえられる部分はありつつも、ただ単に電子データで扱えるようにするデジタル化と、インターネットで情報を交換する「オンライン化」で違いが生まれます。
オンライン化が注目される理由
オンライン化が注目される理由は、働き方改革の取り組みが関係します。
業務のオンライン化は、リモートワークなど、新しい働き方を推進する上で重要な役割を果たします。
コロナ渦で外出の自粛が求められてから、リモートワークの需要が拡大しました。
コロナ以前よりリモートワークを実践していた企業と、していなかった企業では対応に大きな差が生まれました。
働き方が大きく見直される機会にもなり、リモートワークを採用して社員を採用する企業も増えてきました。
働き方を大きく改善する施策として、オンライン化が非常に注目されています。
とはいっても、全ての企業、社員がオンラインで仕事が完結する事はありません。
自分の会社や業務の中に、オンライン化できるものはないか、もっと効率化が測れるものはないのか考えることも働き方をよりよく改善するためには必要です。
以上今回はオンライン化とデジタル化の違い、オンライン化が注目される理由を紹介しました。
ぜひオンライン化で効率よく働けるヒントを探してみてください。
それではまた。
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