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海外企業の先進的なオンライン化の事例を紹介

昨今のデジタル社会において、国、行政、企業と様々な場所でオンライン化が進んでいきました。

今回は、海外のオンライン化の事例を紹介していきます。

オンライン化の取り組みは、まとめてDXと呼ばれています。

経済産業省が公表するDXに関連したガイドラインやレポートなどによれば、DXとは、以下のように定義されています。

DXとは

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること

本記事では、海外企業の先進的なオンライン化の事例を紹介していきます。

海外のオンライン化の事例1:Amazon(アマゾン)

Amazonは、事業のオンライン化によって業界の常識を変えました。

1994年の創業当時、ECサイトは珍しい存在でした。自分で手にってものを買うのが当たり前だった時代に、Amazonは店頭で購入できる書籍をインターネット上で販売するビジネスを開始しました。

その後決済や物流といったあらゆる小売の仕組みをオンラインで実現することに成功したAmazonは、クラウドサービスの分野でも、トップレベルの業界シェアを誇ります。

海外のオンライン化の事例2:Uber(ウーバー)

ウーバー・テクノロジーズ社が提供する配車サービスの「Uber」は、タクシー業界のオンライン化の事例として取り上げられる代表的なサービスです。

Uberによって、タクシードライバーとタクシーを利用したいユーザーを効率よくマッチングさせることが実現しました。

タクシードライバーは空き時間を使って仕事を得ることができ、一方でユーザーはタクシーが普及していないエリアでも楽にタクシーに乗ることができるようになりました。

Uber自体は日本でそこまで広く普及はしていませでしたが、飲食店と連携し食料品を配達する「Uber Eats」は、コロナ渦の影響もありユーザーが急増加し、業界だけでなく日常生活にも大きな影響を与えています。

海外のオンライン化の事例3:Apple(アップル)

AppleはiPhoneやMacBookなどのスマートフォン機器やパソコン機器で世界的に有名ですが、素晴らしいオンライン化を実現している企業でもあります。

Appleが参入している電子決済サービス「Apple Pay」ではスマートフォンやアップルウォッチでの電子決済を楽に行え、日本でもその利用は広がっています。

世界的には、2019年にアメリカでサービス開始した「Apple Card」は、一般的なクレジットカードに記載されているようなクレジットカード番号や有効期限、セキュリティコード、サイン欄などを排除し、ロゴと利用者名しか印字されていません。

これによって、クレジットカードを作ることができない移民や貧困層を取り込みながら、スキミングなどの不正利用を回避する方法として人気を拡大しています。

海外のオンライン化の事例4:Spotify(スポティファイ)

Spotifyは、これまでは販売されたCDやWebで購入した音源を、専用の再生プレイヤーやスマートフォンなどに取り込んで音楽聞く方法が主流だった中、インターネット上でCDレンタルや楽曲ダウンロードができるようなサービスを展開しました。

Spotifyは全世界で5,000万人以上が利用し、音楽配信サービスの中でも最大手ともいえるサービスです。

無料でも充分に楽しめるのがポイントで、短期間で多くのユーザを獲得しました。

海外のオンライン化の事例5:Netflix(ネットフリックス)

NetflixはDVDレンタル業界をオンライン化によって大きく変革させました。

Netflixは動画配信サービスとして高い人気を誇ります。オリジナルドラマや映画を作成するなど、単なる配信プラットフォームの域を超えています。

現在は月額制で動画配信を行っているサービスですが、以前はインターネット上のサービスではなく、映画などのDVDを自宅に届けるというサービスを展開していました。

その後オンライン化によって自社のプラットフォーム上で動画配給、自社コンテンツの制作・配給を始めています。

海外のオンライン化の事例6:Airbnb(エアービーア

海外のオンライン化の事例6:Airbnb(エアービーアンドビー)

Airbnbは、世界192カ国で利用されている、宿泊先を探している旅行者と宿泊する人を募集している別荘や部屋を貸し出す人とのマッチングを行うサービスです。

予約や支払いを全てシステム上で完結できるため、会計などの面倒な手続きが発生しません。

オーナーは、別荘や空き家などを有効活用して収益を得ることができ、一方で旅行者はホテルなどではなくリーズナブルな価格で宿泊先を探せます。

また、ホテルなどの商業施設に宿泊するよりも、旅先の一般家庭に宿泊する方が異国の文化をより味わえるのであえてAirbnbを利用する旅行者も少なくありません。

見出し2海外のオンライン化の事例7:Nike(ナイキ)

世界的に有名なスポーツブランドのNikeは、既存のシューズに関する使用感のフィードバックや、足をスキャニングしたデータから「自分にピッタリのシューズが見つかる」Nike Fitの開発により、顧客満足度を高めることに成功しました。

スキャニングは、実店舗に行かなくてもスマートフォンのカメラで足を撮影するだけで終わ利、自動でサイズを認識してくれます。

Nikeは、このアプリで集計したデータを、新商品開発の参考材料としても活用するなど、従来の方法と異なるユニークな方法で顧客のデータを集めることにも成功しました。

日本のZOZOTOWNなどでも、体の計測や足の計測などをスマホで行って、サイズに合った服や靴をレコメンドしてくれる機能があります。

実店舗での計測の手間や人件費などが削減できるオンライン化の例です。

見出し2海外企業の先進的なオンライン化の事例まとめ

以上海外企業の先進的なオンライン化の事例を紹介しました。

どんな事業でも、工夫次第でオンライン化を実現し、経費削減や新規事業の拡大などを行えるチャンスがあります。

日本ではまだまだオンライン化が進んでいる企業も少なく、国や行政を含めたほぼ全ての場所でオンライン化、DX化が課題とされています。

このままオンライン化が進まない状況が続けば、ビジネス環境の変化に対応できず、企業の競争力や優位性は、徐々に失われていく結果となるでしょう。

まずは自社や他社ががどんな課題を抱えているか、そしてそれらを解決するためにはどんな方法があるかを考え、従来の方法だけでなく、紹介したオンライン化の例なども参考にオンライン化によって課題を解決できれば素晴らしいですね。

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