こんにちは、オンビジ編集部です。
コロナ渦によって急速に進んだオンライン化の流れによって、実に様々なものがリモート化していきました。
オフィス出社のしないリモートワークや、学校の授業をリモートで受講するオンライン授業、また就職活動における企業面接までもがオンラインでの開催に移っていきました。
今回はオフィス出社からリモートワークになったKさんの体験談を紹介しながら、リモートワークの課題についてまとめていきます。
オフィス出社からリモートワークになった体験談
今回はグラフィック系ソフトを使用する写真関係の仕事をしているKさんに、オフィス出社からオンラインのリモートワークになった体験談をお聞きしました。
私の仕事はグラフィック系ソフトを使用する写真関係の仕事で、カメラマンが撮影してきた写真を美しく色調補正するのが主な仕事内容です。
入社当初はオフィスに出社していました。しかしすぐに緊急事態宣言となり、出社が不可能となりまりました。
しばらくは家でじっとしていたのですが、数ヶ月後に在宅で仕事が可能かどうか会社に質問されました。私は写真に特化した専門的なツールを持ち合わせていたので即快諾しリモートワークをスタートしました。
私がリモートワークで使っていたのは以下のツールです。
▼使用ツール
Macbook
Wacomのペンタブレット
EIZOのモニター
Adobe CCリモートワーク中は、スタッフとのやりとりが文字になっただけで何ら不便はありませんでした。
会社にとってはメリットが多いでしょう。見ていないところで勝手に仕事が進みます。少し長めに仕事をしても残業を申請することはしません(管理されていない時間でのんびりやりたいからです)
リモートワークにおいて一番心配なことは、私自身がオンラインになれるかどうかです。自宅での仕事なので余裕を持ちすぎて寝坊してしまったり、自室には沢山の誘惑があるので必然的に休憩は多くなってしまいます。
集中力が切れないように、趣味の物はなるべくデスク周りに置かないようにしていますが、視界に入ると気になってしまいます。また、冷蔵庫には美味しいものが入っていていつでも食べていい状況なので、会社に出社している時よりも集中力が下がる要因が多く感じます。
また、通勤がなくなったことで外出する機会が少なく運動不足になり、かなり太ったのがデメリットです。
(Kさん 女性 40代前半)
基本的な仕事がPCでの作業のKさんは、リモートワークになりました。
「スタッフとのやりとりが文字になっただけで何ら不便はありませんでした。」とKさんが語るように、仕事におけるやりとりは、Slackやchatworkなどのアプリケーションで簡単に行えます。
むしろ、電話やメールなどと異なり必要な情報だけを交換できるので、社内外の連絡はビジネス用チャットアプリが主流になっています。
Kさんは自宅での仕事に切り替わったことで、数々の誘惑と戦わなければならない状態になり、作業効率において会社に出社している時との違いを感じていました。
また、通勤がなくなったことで外出する機会が少なく運動不足になり、かなり太ったのがデメリットと語っていましたが、朝に出社しないことで日光を浴びる機会が減り、やる気が出なくなったり、なかなか夜寝付けなくなったり、最悪の場合鬱になったりするなどのデメリットもあります。
オンラインでのリモートワークの課題
オフィスに出社することは、仕事をするという気持ちが切り替わる瞬間でもあります。
自宅とオフィスでの仕事の大きな違いは、働く環境にあります。
多くの方はオフィスに出社する場合は、「さぁ仕事をやるぞ」と強制的に仕事の気持ちを作れますが
自宅で仕事を行うリモートワークの場合、この気持ちの切り替えに苦戦する人が非常に多いです。
あくまで休む場所、自分のプライベートを楽しむ場所であった自宅が職場になることで、なかなか仕事のスイッチが入らなかったり、逆に家にいるのに落ち着かなくなってしまう場合もあります。
また、環境以外にも非常に多くの課題がリモートワークには存在します。
慶応義塾大学経済学部大久保敏弘研究室とNIRA総合研究開発機構がまとめた「第5回テレワークに関する就業者実態調査(速報)」の結果によると、
リモートワークでの仕事の効率が低下する要因については、1位「リモートではできない仕事が多い」(23%)、2位は同率で「コミュニケーション方法が、メール、チャット、ビデオ会議などになり、コミュニケーションがとりにくくなった」・「テレワークにより、同僚・部下とのコミュニケーションが不足しがちになった」(各18%)となりました。
>第5回テレワークに関する就業者実態調査(速報)
任された仕事を一人で行うKさんのような場合であれば、フルリモートで仕事が完結しますが、少しでもリモートでできないような仕事があった場合、仕事の効率は下がってしまいます。
複数人が関わる仕事や、ちょっとした質問や確認をしたい場合、リモートワークだと不便に感じることもあります。
直接聞けば1秒で終わるような確認を、簡単とはいえチャットで連絡することは、効率が悪いですしすぐに返事が来ない場合作業が進まなかったり、ストレスになってしまいます。
また、挨拶やたわいもない会話など日常的なコミュニケーションが取れないことも2位のコミュニケーションに関する結果につながっているといえます。
全ての企業がリモートワークを導入するのではなく、リモートでも問題なく仕事が回るような職種や会社がリモートワークをすすめていき、直接コミュニケーションが必要な仕事や会社は出社をするというような各会社による判断が求められます。
仕事の効率化や、オンライン化などの課題が浮き彫りになったので、これを機に精度や仕組みを変えていき。より働きやすい会社を目指す取り組みが増えることに期待します。
▼当メディア「オンビジ」では個人・法人のオンライン化に関する体験談を掲載しています。ぜひあなたのビジネスにお役立てください。
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